この一本に

2003年11月25日
言わなきゃ良かった。

ほとんど苦笑に近い相手の反応もそうだけど、
その後に自分でした言い訳の見苦しさが頭の中でぐるぐる回り、ひたすらに自己嫌悪が募る。
言い訳を言い訳に見せまいとしてまたいつものように小賢しい屁理屈をこね回し、
またいつものようにそんな屁理屈の裏に透けて見える自分の浅はかな心理を恥じ、
そして、自分ですら無意識の領域から表層へと取り出すことの出来る心理を
あの鋭い相手に見透かされてはいないか、そのことがとても怖い。

日々の言動と、その裏に隠される心理。
それが自己のものであっても他者のものであっても、
無意識のうちに覗き込み、分析を施し、人間の負の領域の存在を認識するにいたり、そして必要以上に傷ついていく。
そうやってこれまで生きてきた人だからこそ理解できる事がある。
でもそれは同時に、互いの負性をなでさすりながらコミュニケーションとらなきゃいけないことを意味するわけで。
重くはないし辛くもないけど、そういうの慣れてないから。

あの瞬間の後悔を思い出し、今日はやめようと思いつつ、結局は自己嫌悪に押しつぶされ、安易な現実逃避に耽ってしまう。
それが僕。

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