はな

2003年5月1日
一人暮らしをしている友達の部屋に遊びに、というか飲みに行ったら、
その子の部屋に花が飾ってあった。
毎週自分で取り替えているのだという。

なれない土地で一人暮らしをはじめて1ヶ月で部屋に花を飾れる余裕。
朝起きて学校行くまでの間の洗濯は忙しいらしいし、
毎日自炊するのはめんどくさいらしいし、
自分でいろいろ考えなきゃいけないのはとても大変だ、とその子はいうけど、
それでも生活のペースというか、ゆとりみたいなものはきっちり守っている。
すごく単純なことだけど、そんなことになんだかちょっと感動してしまった。
そういうことがすごく素敵だと思う。

よく考えてみると、我が家でも母親がどこからか調達してきたなんらかの花がたいていどこかに飾ってある。
それはいつも気にもかけないけど、毎日の生活を思い浮かべてみると、
僕たち家族の心の安定みたいなものに、大きな役割を果たしてくれてるんじゃないか、という気がする。
たとえば朝起きて、テンションがあがりきらないダルダル気分でふとそこにあった花が視界に入ったとき、
自分ではそうと気づかないにしても、ほんの少し明るい気分に僕らをさせてくれている。
家の中にほんの申し訳程度に飾ってある花には確かにそんな効果があるのかも。

その友達に、日常生活における花の必要性を熱弁されたからだけではないけれど、
将来一人暮らしをするときには、自分の部屋に花を飾れるくらいの精神的(&経済的)余裕は持っていられたらなと、ちょっと思った。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索