やっと

2002年7月29日
今日で、やっと夏期講習がいったん終わり。

20日から今日まで毎日2コマの授業がはいる日々だった。
それも夏期講習の志望校対応の講座だから予習がとてもハード。
なんかせっかく夏休みなのに、
この10日間授業についていくのがやっと。
予定していた復習が全然進まなくてつらい日々だった。
授業自体は面白かったけど。

志望校の難しさを改めて思い知った。
英語にしても世界史にしても、今いる段階より
更にもう一段上に上がらないといけないだろう。
まぁ、今の段階はおそらく自分としては
限界までまだまだあるとおもうから悲観はしてないけど。


世界史は楽しい。
社会を理解する道具として絶対に押さえておかなくてはならない基礎知識だ。
世界史を学んでよかった。

メソポタミア文明とか、黄河文明とかその辺から考えると、
人類が文明をもちだしてからすでに5000年以上がたっていることになる。
それでも、まだ人類は長い間探している正解を見つけ出せていないように思う。

たくさんの歴史の積み重ねの末に作り上げ、
そしてそれからまた長い時間人間社会を定義してきた資本主義も、
結局は欧米による世界支配体制の言い換えにすぎない気がする。
自由競争という名の、不平等社会の押し付け。
グローバル化という名の、経済的世界侵略。
これまで欧米中心に展開された世界史には目の届きにくい「辺境」で、
欧米本位の社会形成は悲惨な結果を生んできた。

資本主義だから、自由競争だから、グローバル化だから、
その名のもとに世界経済を欧米に従属させ、
富を集中させるような世界体制は、
人類にとっての正解ではないと思う。

だから、僕達は考えつづけるべきなのだ。
正解と呼ぶにふさわしい社会体制を。

戦争、人権、貧困、腐敗・・・。
それらの問題の根本はすべて、
それらを生み出す社会体制の改善という課題に帰着する。

「慈善」「救済」「愛」などといった支流に流されてはいけない。
そこにあるのは体制の中の勝者が、体制の中の敗者を哀れみ
あくまで自分が勝者足りえる体制を維持する範囲でのみ感じる
安っぽい自己満足でしかない。
構造を変えずに現状を見るだけでは、
それは責任の丸投げにもなりかねない。

そうではなく、僕達は考えなくてはいけない。
考えつづける義務がある。
他人の言ったことに追従するのでなく、
自分の力で、自分の意志で、問題を考えることで
自分の進むべき道も見えてくるはず。
考えることこそが問題解決の本流なのである。

そのためにも世界史は学ぶべきだと思う。
人類が作り上げてきた社会体制の歴史を理解し、これからにつなげていくために。

なんだか世界史をやっていると気持ちがやたらと大袈裟になって困るが、

でも、最近、素直にそう思う。

 
 
そして気づいたら今日、19歳になってたりする。

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