あぁ、今日も…。

2001年8月17日
ふっ、
今日も目の前でその存在を主張する文庫本の魅力に負けてしまったぜ、ちくしょう。

デビット・ゾペティとかって人の『いちげんさん』。

あまり名前を聞かないこの作者は、
スイス人で大学を中退するまでスイスにいたくせに、
日本に来て文学を勉強して小説書いたら、
すばる文学賞取っちゃいましたって言う、
ちょっと変わったお人だ。

それだけに表現の仕方がちょっと新鮮で楽しい。
それでも日本語としてちっとも不自然さを感じない。

そんなに長くなかったので、
勉強の合間に2〜3時間かけて読みきってしまった。
あぁ、ダメ人間。

実はこの作品、ちょっと前から読みたいなと思っていたんだけど、
作者があまり有名じゃないせいで図書館でなかなか見つからない。
一度、ハードカバーのを地元の図書館で見つけたことはあるんだけど、
その時はちょうど図書カードを持ってなくて断念したりして、
不運なすれ違いを繰り返してきたんだけど、
こないだ、地元の図書館で偶然発見。
しかも文庫本。
あぁ、なんてラッキー。
そんな出会いにちょっと感動。

そんなわけで読みたかったわけですよ、この本。
何となくね。
じゃぁ、買えよ、って感じなんだけど、
本を買うって言う習慣がなくて。
小さい時から、本は図書館で借りるものだったから。
お金ないし。

純文学は久しぶりだ。
そう簡単に人が死なないから安心感がある。
なんていうか、こう、
男女が抱き合ったりしてもいやらしさがない。
あ、きれい、みたいな。
そんな感じも久しぶり。

詳しい感想はめんどくさいので書かないけど、
「ガイジンさん」ゆえのちょっと特殊な視点で描かれてたのが、
良かった。
「ガイジンだから」って済ましちゃいけない話なんだけど。
さわやかな感動を呼ぶ、そんな本でした。


あぁー、でも、勉強しなきゃぁ。

まいったなぁ。

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