かいおう〜!!

2001年7月21日
今日、自分の高校の野球の試合の応援に行きました。

本当は暑いし、勉強もあるしで行くつもりはなかったんだけど、
強引な友達に誘われまくって…。
チャリでいったんで、めちゃくちゃ疲れました。
でも、やっぱり楽しかったです。

よく考えたら、高校野球の試合をちゃんと見ながら応援するのは
今日が初めてだった。

僕は一応、元応援団(引退したけど)。
1、2年のときの野球応援は応援団として参加していた。
応援団は、野球の試合で、グラウンドに背を向けて、
観客の方を向いて声を張り上げる。
そんなわけで、1,2年のとき
自分の高校の試合をちゃんと見られたことがない。
いつだって、応援していて、気が付いたら試合は終ってる。
その間どのように試合が動いたかなんて、
分かりはしない。
僕には、純粋な意味で高校野球を楽しんだことが一度もなかったのだ。

だから、僕にとって高校野球とは、
炎天下の中、腕を振り回し、ひたすら大声を張り上げるもの。
ついでに言えば、そのあとには、
応援団特有のいまわしい儀式(反省会 詳細は秘密)も待っている。
それだけの、言ってみれば、
ひたすら耐えるべきものでしかなかった気がする。

事実、高校野球と聞いただけで、その瞬間、僕の胸の奥には、
意識しないうちに、なんともいえない苦いものが広がっている。
そこには、テレビで見ていた高校野球のようなさわやかさもない。
観客が一体となって、チームの勝利を信じ、応援する感動もない。
そんなものだったのかもしれない。


だから、今日、初めてグラウンドに、選手たちに、目を向け、
友達と一緒に手をたたいて応援しているとき、
僕には、不思議な新鮮さがあった。

そう、これが高校野球だ。
選手たちは、ひたすら一途に白球だけを追いかける。
例えば普段見慣れたプロ野球とかに比べて、
技術的には劣るところがあるとしても、
みんな一生懸命にプレーしている、ってことはびしびしと伝わってくる。

それを感じ、応援する観客たち。
みんな、グラウンドでプレーする同じ高校の選手たちに、
必死で声援をおくる。
ダブルプレーひとつ取っただけで、球場中が沸き立つ。

今日のために彼らが懸命に練習してきてことが分かるから、
相手チームのプレーにだって、思わず力が入る。
できれば、全員の努力が報われて欲しい。
そんな気分になる。

それが僕の『はじめての』高校野球だった。
さわやかだった。
そんなこと今まで思ったことなかったけど、
ひたすら、さわやかだった。

あ、なんか、いい♪
そう思った。

暑かったけど、
日焼けして、鼻の頭は真っ赤になって恥ずかしかったけど、
でも、行って良かったと思った。


そして、もう一つ。
話は変わるが、魁皇が優勝した。
角番での優勝。
腰の痛みを抑えての優勝だ。

最後、魁皇が武蔵丸を上手投げでやぶった瞬間、
かなり感動した。
座布団の舞う中、勝ち名乗りを受ける魁皇の姿に
ちょっとうるうるってなった。

今場所、ずっと調子が悪くて、思うような相撲が取れなくて、
なんか、中途半端な相撲で勝ってきたけど、
優勝がきまる大一番で、しかもあの重い武蔵丸に対して、
実に見事な上手投げを決めてくれた。
魁皇と言えば、上手投げ。
というわけで、皆が待っていた、魁皇の上手投げだ。
それをこんな大一番で決めるって言うところがすごい。
見ているみんなの感動を呼ぶ。
やっぱり、魁皇とはそういう力士なのだ。

右上手を取った魁皇は誰にも負けない。
がっちりと右上手を取った瞬間、勝ったと思った。
そんな単純なところが好きだ。

曙、若乃花が引退した今、
これほど魅力的な力士が他にいるだろうか。
実力を認められながらも、その精神力の弱さゆえに、
なかなか上に上がれなかった、相撲人生の前半。
そして後半、急速に力をつけ、
今まさに頂点にもっとも近いところにいる。

あっという間に頂点まで駆け上がった貴乃花も、
それはそれで立派だと思うけど、
見ていて楽しいのはやはり魁皇のような力士だ。

綱取りのかかる来場所、
勝って欲しい、今度こそ。

魁皇ならやってくれるはず。
そんな気がする。

これまで散々外してくれたけど…。

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